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2017年10月18日 大人気連載「ロビさんぽ」の舞台裏をご紹介!
本誌内で毎号ロビが全国を旅する『ロビさんぽ』。
各地の名所や名産品と一緒に、可愛い表情を見せてくれるロビですが、その撮影現場はどうなっているのでしょうか?
ロビと旅をしてくれている写真家の浅田政志さんに、撮影の様子や撮り方のコツについて、お話を伺いました。

(北海道・地球岬で撮影中の浅田さんと、すっかりモデル気分でポーズをとるロビ)
Q:「ロビさんぽ」のシチュエーションは、どうやって考えているのですか?
浅田:以前に僕が訪れたことがある場所を思い返して、ロビをここに連れて行ってあげたいな、とか、ロビがこの場所を訪れる様を僕が見てみたいな、と直感で思った所をロケ地にしています。
Q:写真を撮るときにロビに話しかけたりしますか?
浅田:たとえば金沢市の兼六園を訪れた時は、まるで我が子のようにロビを抱っこして園内を徘徊しているので、自然と話しかけちゃいますね。
大きなカメラを携えた、38歳の男がにんまりしてロビに話しかけている様子…。
客観的には、見て見ぬ振りの光景かもしれません(笑)
撮影前には「今日の運勢は? 」と聞いて、その日の撮影運を占ってもらっています。

(沖縄での撮影の合間に、ロビ色のかき氷を前におしゃべり中の2人。

(抱っこで移動。う、うん、たしかにちょっとあやしいかも・・・?)
Q:ロビといっしょに旅するのは大変ではないですか?
浅田:全然大変ではありません。
ロビが可愛すぎて、撮影中に色んな人に異常に注目され、視線が痛いです。
台湾に連れて行った時は、「ああ、これは日本から来たロボットだね」というようなことを言われ、写真を撮られまくりました。
Q:撮影時の印象的なエピソードがあれば教えてください
浅田:青森県のワラッセというねぶたミュージアムに行った時、「踊って」と話しかけて、ねぶたの山車の前でダンスしてもらいました。
ノリノリのロビと華やかな山車、抜群の舞台じゃないですか!
ミュージアムの方も、ロビの踊りに喜ばれていました。
将来はロボットも一緒にお祭りを楽しむ日がくるな、そう思いました。
Q:最後に、 ロビのかわいい表情としぐさを撮影するコツを教えてください。
浅田:ロビはいろいろな動きや表情を見せてくれる、ということを念頭に置きます。
そして、この場所でどんなロビが見たいかな?と脳内アルバムに蓄積された、かわいいロビをあれやこれや引き出してイメージするのです。
なので、日頃からロビとコミュニケーションをとっていることが肝要です。
ちょっとしたコツとしては、ロビは小さいので、できるだけ下の方からカメラを構えると可愛く撮れますよ。

【プロフィール】
1979年三重県生まれ。2009年写真集『浅田家』で第34回木村伊兵衛写真賞受賞。
国内外で個展、グループ展を精力的に開催中。
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