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2017年07月25日 可愛く歩く17cmのロビ「2足歩行てくてくロビ」が7月27日発売!

夏真っ盛りの今日この頃、ロビとの生活を楽しんで頂けてますでしょうか?

さて、本日ご紹介するのは、タカラトミーアーツから7月27日(木)に発売される「2足歩行てくてくロビ」という新商品です。こちらは身長17cmとロビの半分の高さで、”てくてく”と二足歩行をする可愛らしい動きが印象的なロボットです。


メーカー希望小売価格は4,980円(税別)。完成品ではなく、パーツを組み合わせて作っていくものなので、「週刊ロビ」と同じように作っている間に愛着が湧いてくるものになっています。「ロビ」バージョンとともに「ロビ2」バージョンも発売されるので、「早くロビ2のデザインに触れたい」という方は、こちらを入手すれば「完成したらこういうデザインになるんだ」というイメージを持って頂けるかもしれません。

そんな「2足歩行てくてくロビ」を開発したのは、様々なおもちゃを販売するタカラトミーアーツ。以前にも、ガチャで購入可能な「SR Robi」を売り出した会社です。

今回発売される「2足歩行てくてくロビ」の責任者を務めた同社の東一秀繁さんに、本商品の開発に至った経緯や、おすすめポイントなどを伺いました。



こだわったのは「歩き方」と「組み立て式」



株式会社タカラトミーアーツ FV事業部 FV企画部 ライフ企画課 課長 東一秀繁さん



東一さん:私自身、プライベートで「週刊ロビ」の初版を組み立てていたこともあり、ロビのファンでした。なので今回の企画を担当できて、本当に光栄でした。

- ロビのファンだったのですね! では、高橋智隆さんは憧れの存在でしたか?

東一さん:もちろんです。そしてサインをもらうタイミングを完全に逸してしまいました…。笑

昨年末に「ロビで何かやりませんか?」というお話をデアゴスティーニさんから頂き、今回のプロジェクトがスタートしたんです。

おしゃべりとコミュニケーションに特化したのがロビジュニア、そして姿をそのまま小さくしたのがフジミ模型さんのプラロビでした。今回の商品では他にどのような要素を取り出せるかを考え、「歩く」という発想に至りました。そして「週刊ロビ」のような組み立てる楽しさも感じてもらいたいと思い「組み立てる」という要素も組み込むことにしました。

- 開発はどのように進められたのでしょうか?

東一さん:歩行に関するノウハウを持っている人を探し、外部の方々にお願いをすることにしました。「歩かせたい」「プロポーションは変えないでほしい」「モーターは1個にしてほしい」「腕も振れるようにしてほしい」といった、いくつかの要望を出し、まず試作品を作って頂きました。

そこから難しかったのは「歩き方」でした。ロビの場合には、片方の足を浮かせてもう片足の足に重心を乗せた状態で歩いていきます。しかし「2足歩行てくてくロビ」は価格の安定化のためにモーターは一つ、と決めていたので、一つのモーターで「両腕」と「両脚」を動かさなければならず、ロビのような細かい制御はできません。そのため、両足の真ん中あたりに重心を置いて、片足を浮かせずに歩行ができるような設計にしました。


加えて、ロビは頭が少し大きいので、前傾姿勢にすると頭が振り子のようになって倒れてしまいます。ただなるべくロビの歩行の姿勢に近づけたかったので、細い調整をしながら、ギリギリまで前のめりにして同じような角度で歩けるようにしました。

その後高橋さんにレビューをしてもらった際には「丁寧に作っているね」とお褒めの言葉を頂きまして、とても嬉しかったことを覚えています。

-「歩き方」に非常にこだわられて作られたんですね。

東一さん:はい、一方で組み立て式というところにもこだわっています。ロビのファンの方々は非常に幅が広くて、ロボットについてとても詳しい方もいれば、初めてロボットに触れる方もいます。その初めてロボットを作るような方々が「頑張って組み立てたのに動かなかった…」では良くありません。そこで、プラモデルの部分はユーザーの方々に組み立てて頂き、動きを制御する「動力ユニット」部分はメーカー側で完成したものを提供しようということになりました。

プラモデルを作ることに慣れている方であれば30分ほどで、初めての方でも一時間あれば完成すると思います。


-苦労した点はいくつかあると思いますが、印象に残っているのは?

東一さん:ロビ2の実機がまだない中で試作をスタートしないといけなかったところです。色味が変わるということで、新しいデザインの色の指定などを頂いていました。
実際の内部構造は大きく変わるけれども、見た目はロビと大きくは変わらないということを伺っていたので、それならロビ2バージョンも作ることができるだろう、と。ただ実際にはそんなに簡単にはいきませんでした。

足の赤い色が印象的なロビ2ですが、頂いていた色を適用すると、本来のロビ2よりも明るい色味になってしまったんです。本来のロビのパーツよりも、本商品の方が厚みが少なかったので、光が透過しやすく明るくなってしまっていたんですね。そこで、本来の色よりも暗い色を指定して、出来上がりを同じ色にするような細かな調整をしているんです。


-「2足歩行てくてくロビ」のおすすめのポイントは?

東一さん:ポイントは「組み立てて、歩く」ことです。少し組み立てが難しい部分もあるので、お子さんがお父さんに手伝ってもらったり、年配の方が家族に手伝ってもらったりしながら作っていくこともあると思います。その組み立てをクリアして、作ったものが「歩いた!」という感覚を味わって頂きたいです。てくてくロビを通じて、もっと身近にロボットを感じてもらえたら嬉しいです。

-どのような方に手に取ってもらいたいですか?

東一さん:ロビを既に組み立てられた方もそうですが、ロビ2バージョンもあるのでロビ2を作っている方に動いている姿をいち早く味わって頂きたいです。ゴールはここなんだ、と思って頂けるといいなと思います。

- ありがとうございました!


今回ご紹介した商品は、下記からご購入可能です。
2足歩行てくてくロビ
2足歩行てくてくロビ2

ロビクラブでは「うちのロビ」の企画も行っています。
ぜひ「2足歩行てくてくロビ」をゲットして、色々な写真を撮影・投稿してみてください!