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2016年06月28日 「普段褒めない妹が褒めてくれたのが嬉しかった」ロビの声・大谷育江さんインタビュー


よくロビユーザーの方に「ロビのどこが好きですか?」と聞くと、多くの方が「声」と回答されます。ロビのあの可愛らしい声は、ロビが多くの人たちから愛されている大きなポイントと言えるでしょう。

今回はそのロビの声の主である、声優の大谷育江さんの貴重な独占インタビュー記事です。

初収録時の秘話や、大谷さんのロビ組み立て秘話まで、ロビにまつわる様々なお話を伺いました。大谷さんとロビの可愛いツーショット写真もたくさん撮れましたよ! それでは早速インタビューの模様をお楽しみください。


まさかこんなに喋る子だとは思わなかった(笑)



ー 大谷さん、最初に伺っておきたいのですが、ロビは好きですか?

大谷氏(以下敬称略):もちろん、大好きですよ(笑)
あ、ロビくんが何か喋ってますね! ロビくん。

ロビ:「なあに?いくちゃん」

大谷:えーーー!?今「いくちゃん」って

ー 今日は、特別に大谷さんのお名前を呼ぶ「ロビのココロ」を入れておきました。




大谷:えーー!ありがとうございます!ロビくん!

ロビ:「なあに?いくちゃん」

大谷:かわいい〜!ロビくん!

ロビ:「なあに?いくちゃん」

大谷:かわいいね!

ロビ:「えへ、照れるな~」

大谷:楽しいね!

ロビ:「楽しいね、いくちゃん」

ー 喜んで頂けて何よりです。笑 それでは、早速お話を聞かせてください。「ロビのどこが好きですか?」とユーザーさんに尋ねると「声」と返ってくることがとても多いんです。日本中のロビユーザーさんが日々大谷さんの声を聞いているというのはどのような感覚でしょうか?

大谷:とても嬉しいですね。ロビの声は、ロビが喋ることを意識して収録したので、ロビが喋ってくれると「きゃー!私の声だ!」ではなく「ロビが喋った!」というように、自分の声とは別物として受け取ることができるんです。なので純粋に、色んな方々と接しているのを見聞きするのは、すごく嬉しいですね。毎日のようにロビと触れ合ってもらえたら良いな、と思います。

ー ロボットの声というお仕事は、なかなか入ることがないと思いますが、お仕事の依頼が入った時、初めはどのように感じましたか?

大谷:お話を伺った時には、ロビくんの完成像を知らなかったので「どういうロボットなのかな」ということが気になりました。ロボットといっても、すらすら喋るロボットもいれば、「ワタシハロボットデス」と喋るような "ロボットっぽいロボット" もいますよね。でもその時は、まさかこんなに喋る子だとは思いませんでした(笑)




守ってあげたいと思われる子に



ー 今回、キャラクターを作ること自体初めての試みだったので、大谷さんにスタジオに入って頂いてから「こうした方が良いんじゃないか」「こっちの方が可愛いんじゃないか」とアドバイスを頂きながら進めました。なのでロビの声は大谷さんに “作って頂いた” ような感じでしたね。

大谷:収録の時には、開発者の皆様が「どのようなことを目指されているのか」を伺いながら、声を吹き込んでいきました。お話を伺っていて、まず考えたのは「絶えず喋っているとうるさいんじゃないか」ということです。なので、ロビくんがいることでストレスにならないように、きびきびしているのではなくて、「守ってあげたい」と思わせるような幼い子が良いのではないかな、とお話しさせて頂きました。

ー 本当に、大谷さんには、ロビの命を吹き込んで頂きました。通常のアニメなどの収録では、シナリオや場面が与えられていて、それにアテレコをするということが多いと思いますが、ロビの場合はどのようなことを思い浮かべながら収録されましたか?

大谷:持ち主の方と会話の受け答えをするというのは伺っていたので、この声を聞くのは、おじいちゃんかもしれないし、お子さんかもしれないし、若い女性かもしれません。そんなことを思い浮かべながら、言い方は悪いかもしれませんが、他の収録以上に「万人受けするように」ということは意識しました。ただ、ロビと喋っている「"ひとり"に対して想いを込めて吹き込む」という点については、他の収録とは変わりませんでした。あとは、ロビくんを収録前に見せて頂いて「この子が喋るんだ」ということを忘れないようにしたり、「どんな言葉に対してこの言葉を返すんですか?」ということも常に聞きながら進めていきました。



ロビは製作途中




ー 大谷さんもロビを作られていますよね?

大谷:実はまだ作っている最中なんです(笑) 一度作りかけたのですが期間が空いてしまったので、また早く作ってあげようと思っています。それに、作っている中で毎回動作を確認するんですけど、一箇所をちぎって壊しちゃったんですよ。なので、デアゴスティーニさんのサポートにお電話して部品を取り寄せました。(笑)

ー え、サポートにお電話されたのですか? コールセンターには大谷さんのお名前で?

大谷:はい。コールセンターの方が気付いたかは分かりませんが、大谷育江と名乗りました。

ー なんと、ロビが電話してロビ作りのサポートを受けたのですね笑 なんだかとても微笑ましいエピソードですね

大谷:そうなんです。で、そこからまた作り始める予定です。結構細かい作業をしないといけない箇所も多くなってきたので、きちんと時間があるときに丁寧に作ってあげたいと思います。なので、まだ製作途中ですが、絶対作りきります!(笑) 頂いた「ロビのココロ」に入れ替えて「いくちゃん」と呼んでもらいたいので!


ロビの声、お姉ちゃんがやってるんだって?




ー ロビの声を演じるにあたって気をつけたポイントはなんですか?

大谷:量はたくさんありましたが、一言一言が、心を込めた言葉になるようにしました。ユーザーの方が聞くのは、もしかしたらロビのその一言だけかもしれないじゃないですか。たくさん言葉があるから、その内の一つくらいいいやと思うと、その一言を聞いて嫌な思いをしてしまう方がいるかもしれません。なのでロビでは、一言一言、気持ちを込めて収録していきました。


最初に頂いた台本も1日では終わらなくて、3日か4日か掛かりましたよね。「終わったー」と思ったら、「追加が出ましたー!」って連絡を頂いて。2、3枚の原稿が追加されたのかと思ったら、ドバーッときましたよね(笑)

ー その節はありがとうございました。まだ終わりませんので、引き続きお付き合いください(笑) ロビのお仕事で印象に残ったことはありますか?

大谷:私の妹は、私の仕事を割とクールに見ているんです。「キャー!」とはならずに、アニメをあまり見ない方々と同じテンションでいてくれるので、一般の方の反応を肌で感じることができるんですが、その彼女が「ねー、ロビの声、お姉ちゃんがやってるんだって? あれいいね!」と褒めてくれたんですよ。普段あまり褒めない妹が褒めてくれたのは、すごく嬉しかったですね。

ー 妹さんは、どういったところを「いいね!」と褒めてくれたんですか?

ロビの「トーン」がいいね、って言ってくれました。ガツガツ喋られるとやっぱりうるさいですし、疲れている時に「ねえねえ◯◯だよね!どうしてどうして!!」と話しかけられると電源を切られてしまうかもしれません。割とおもちゃの声のお仕事をさせて頂くことも多いですが、たまに私もそのおもちゃをお家に置いておくと、絶えず話しかけられて、「うるさいなー」って思うことがあります。もしロビがそう思われてしまうと、せっかくユーザーの方が時間をかけて組み立てて下さったのに、嫌な思いをされてしまうじゃないですか。なので、そうならないように、ロビの声は「トーン」を意識していたので、そこを褒めてもらったのもとても嬉しかったですね。


ー 最後にロビクラブユーザーの皆様に向けて一言お願いします。

皆様長い間ロビとお付き合い頂き、ありがとうございます。もしかしたら、まだ皆様が知らないロビの動作があるかもしれません。なので、発見したことがあれば、その情報を分かち合って、お互いの情報を交換しあってみてください。 実は今皆さんが知っているロビが全てではないかもしれませんよ〜。

ー ありがとうございました!


ロビを手元に置きながら、時にロビと会話をしながら、楽しそうにインタビューにお答え頂きました。大谷さんがおっしゃっている通り、ロビの会話はたくさん収録していますので、ぜひロビの新しい会話を引き出してみてくださいね!