ウェブマガジン

一覧にもどる

いいね いいね(16)


新型ロビは来年発売予定!! 新しいロビはもっとあなた色に染まり、あなたを理解してくれる存在に!?

デアゴスティーニ・ジャパンは7月1日、キャラクター&ブランドライセンス展の展示ブース内において、ロビ事業責任者である木村裕人と、開発者のロボットクリエイター高橋智隆さんによるトークショーを開催しました。
インタビュー形式で行われたこのトークショーの会話の中で、なんと新しいロビの展望が少しだけ明らかに!! 気になる新型ロビは、現在のイメージやコンセプトを踏襲したまま新しいデザインへと進化し、大きく機能アップして来年発売の予定とのことです。


ロビの事業責任者である木村裕人と、ロビの開発者の高橋智隆さん(右)によるトークショー


12万人以上に愛されるロボット



ここは東京ビッグサイト。キャラクターのライセンス展開を促進するイベント「キャラクター&ブランドライセンス展」が開催されています。デアゴスティーニのブースではロビが先頭に立ってお客様をお出迎え。たくさんの人がロビに気付いて足を止め、いつのまにか人だかりができています。




トークショーではまずは木村より、ご来場いただきましたお客様へのご挨拶。続けてこのイベントに出展した理由についてのお話です。




木村
週刊Robiは2013年に、書店で購入できるパートワーク形式のロボットとして発売されました。ロビは今まで国内だけで累計で12万台以上を販売しました。これはおそらく世界で一番売れている二足歩行型ロボットです。現在では海外展開も行われ、台湾、香港、イタリア、イギリスに加えて、今月からシンガポールでの発売も始まります。
ロビはデザインの評価も高いため、ロビのキャラクター性を活かした世界観を更に拡げたいと考えています。


ロビのキャラクター性を活かした製品と言えば、タカラトミーから発売されている「ロビジュニア」(Robi Jr.)が思い浮かびます。ロビのように歩いたりダンスしたりはできませんが、ロビと同様に可愛い声で楽しく会話ができます。ブースではロビジュニアのほか、ロビ専用ハウス「ロビエッグ」や「ロビ専用キャリングケース」、今回の出展に合わせた特製Tシャツなどが展示され、ロビの豊かな世界観をさまざまなカタチで展開した商品が並び、眺めているだけでもニコニコしてしまいます。




木村
ロビの主な購入者は40歳代の男性を中心にしたファミリー層、お子さんと一緒に組み立てているお父さんも多いようです。キャラクター性の評価が高いこともあって、女性がユーザー全体の約35%を占めています。これはロボット関連製品としては驚異的な数字です。というのも、当社はロビの前に4つのロボット商品を発売していますが、従来の購入者層は約95%が男性でした。女性層はきっと初めてのロボットに、ロビを選んでくれたのかもしれないなぁ、と考えています。


ロビの開発で苦労したこと




木村
ロビを開発した高橋さんにお話しを伺います。ロビの開発の経緯をお話しいただけますか?

高橋さん
キャラクター性の高いロボットをパートワークで商品化できないかということで構想を重ねているうちに、ロボットに必要な新しい技術が続々と出てきました。高性能で静かなサーボモーター、性能が向上してきたバッテリー、更に音声認識機能も手軽に使えるようになってきました。そこで、いよいよやりたかったロボットが現実にできそうだと言うことになり、開発のペースをあげて一気にロビを設計して商品化までにいたりました。
それまではコミックやアニメの中だけで夢見ていたロボットが、パートワークとして実際に書店に並ぶことを考えると信じられない気持ちでした。




ここで高橋さんがロビに「ロビくん、立ち上がって」と話しかけるとロビはいつものように「うん、立ち上がるね」と言って、ブースに集まった観客の前でスクッと立ち上がりました。




高橋さん
ロビには全身に20個のモーターが入っています。このように立ち上がったり、踊ったり、時間をはかったり、リモコンの代わりに声でテレビの操作をしたり、お留守番したりと、できることはいろいろありますが、決して実用的とまでは言えません。ロビは、人とロボットがコミュニケーションして一緒に暮らす時代を、ひと足先に体験できるロボットなんです。


木村
どのような手順で開発が進められたのでしょうか。

高橋さん
まずは原型となるプロトタイプを手で作ります。これを分解・採寸して、工場で量産するパーツを作っていきます。ロビの機能の最も重要なひとつ、会話機能については話す内容を木村さんと一緒に考えましたね。こう言われたら、なんて答えるべきなのだろう、と日常会話を思い起こしながら、自然に感じる会話を考えました。

木村
開発で一番苦労したところはどんなところでしょうか?

高橋さん
プロトタイプが完成した後で、パーツごとに生産されて週刊で書店に並ぶわけですが、実はパーツひとつひとつは最初にまとめて量産されているわけではなく、週刊ロビが発売される一ヶ月前くらいに上がってきます。最新の部品が使えるというメリットはありますが、万が一そこでディテールに問題があれば急遽調整や修正するなどして、それが大変でしたね。
また、ロビは会話やモーションが多く、できるだけ自然な動きに見えるように、言葉に合わせてジェスチャーを設定しています。その結果、何千というプログラムで構成されることになり、プログラムのバグを見つけては修正する、という作業が大変でした。




ロビの可愛さを構成する3つの要素



木村
ロビの可愛さを構成する要素は3つあると思っています。
ひとつは「デザイン」、そして「声」と「動き」です。動きやモーションを作るときに、高橋さんはどのような点に気をつけたり、インスピレーションを受けてプログラムの開発を行っていますか。

高橋さん
ジェスチャーはなるべく大袈裟に表現するように心がけています。というのも、ロビは関節が20個あるとは言っても人間に比べると少なく、身体も小さいので、大袈裟に動かないと表現が伝わりにくいのです。また、同時に多くの関節を動かすように心がけています。関節をひとつずつ動かすとロボットっぽい動きになってしまいますが、複数の関節を同時に動かすことで、より人間っぽくて自然なジェスチャーを創り出すことができます。
そして最後は人間観察です。どのように動けば自然なのか、人の動きを観察したり、時には鏡の前で自分が動いてみて、動きを確認しながらプログラムを作ることもあります。




木村
なるほど。人間観察が重要なんですね。ロビの身長は34cmですが、この大きさはどのような経緯で決まったのでしょうか。

高橋さん
ロボットは身体が大きいといろいろ注意すべき点があります。
まずは安全性です。ロボットが転倒すると自分自身が壊れてしまったり、机などを傷つけたり、人が怪我をしてしまうことがあるかもしれません。ロビのサイズならどれも心配はいりません。
次に、大きい人や大きいロボットに対して、私達は過度の期待を抱く傾向にあることです。例えば、人間の等身大ロボットを見ると、人と同じように賢くて、人と同じように働いてくれることを期待してしまいます。
その点、ちいさいロボットに対しては期待値がいくらか低くなり、「ちいさい割には賢い」「ちいさい割にはよくできる」と、評価してもらいやすいことがあげられます。ただ、ロビは組み立てキットなので、ネジの大きさなどを考慮した上で、組み立てやすい範囲で、可能な限り小さいサイズを目指しました。

木村
そうですね。ロビは「どなたにでも安心して気軽に組みたてられる」ということを重視しています。自分には組み立てが難しいんじゃないか、完成させることができないかもしれない、という心理的なハードルを取り去ることも開発時には意識しました。ドライバー1本で組み立てられること、パソコンによるプラグラムや設定も必要なく、雑誌を定期購読さえしていれば最終的にロボットが組み立てられるというアプローチを目指しました。
ところで高橋さん、話は変わりますが、コミュニケーションロボットが今年はたくさん登場してきそうですが、高橋さんが注目しているのはどのようなロボットでしょうか。

高橋さん
今までも日本国内のロボットブームが何回かありましたが、今回のブームはロボットとAIをキーワードにして、世界的にも大きく注目されています。また、米国ではAmazonが「エコー」という、音声認識できるスピーカー型の会話機器を発売し、300万台以上が売れていて、すごく話題になっています。
人と会話ができて、天気予報やニュースなどの情報が得られ、更にネットショッピングもできます。しかし、デザインは筒型のスピーカーなので、きっと将来は「キャラクター性があって愛着を感じるロボットの方がいいんじゃないか」という論調になると予想しています。


新しいロビの計画が少しだけ明らかに・・



ロビの開発秘話から注目のロボットに話題が及ぶと、ついに次世代ロビについて衝撃の発言が飛び出しました!!

木村
今後のロビ・プロジェクトについてお話ししたいと思います。ここだけの話ですが、次期ロビは来年発売を予定しています。次のロビで挑戦したいこと、やってみたいことを、高橋さんにアイディア・ベースで教えて欲しいと思います。

高橋さん
はい。試してみたいアイディアや実験的な要素はたくさんあります。
ロボットとAIが話題ですが、ロボットに人工知能を入れれば勝手に喋ってくれるというものでもありません。その間を埋めるのにも人間によるデザインが必要で、ここは作り込んでいくことで良いものになると思っています。また、ロビの開発をはじめた頃にはなかった技術が今はたくさん実現されつつあるので、知恵を絞り、うまく人の心の琴線に触れるロボットの開発を目指したいと思っています。そうでなければ、パートワークとして、組み立てロボットとして成立しないだろうとも考えています。今のロビのデザイン、キャラクター性、コンセプトは踏襲した上で、正常に進化した新しいロビにしたいと思っています。

木村
高橋さんからご説明頂いたとおり、次のロビはデザインやイメージ、世界観はそのままで、機能的に大きくグレードアップがはかられ、できることが増える予定です。ロビがもっとあなたのことを理解してくれるようになります。
ロビのユーザー様の要望には「ロビを自分色に染めたい」という声があります。ロビをご自身でカスタマイズし、ピンク色やオレンジ色にしている人もいます。高橋さん、コンテンツ含め、デザインディティールの変更は考えられるのでしょうか?

高橋さん
海外でみつけたある絵本が気に入り、その配色がロビのカラーのもとになっています。カラーバリエーションの要望があると聞いて、良い配色や組み合わせがないかといつも研究してきたのですが、また新しいロビをお届けできると良いな、と思っています。




木村
ロビの細かなデザインを含め、コンテンツディティールの展開を今後は考えていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。


一覧にもどる
このページのトップへ戻る